先日、体外受精のために採卵をして、移植待ちをしている40代妊活専業主婦です。
ここへきて、今まで一通り感じてきた不安や葛藤、あえて前向きに考えるための策なんかをつづっていきたいと思います。
※40代での妊娠出産について、受精卵のことや先天性異常など医療的な部分はあえて抜きにしてつづっています。
40代での初産はきついというけれど・・・
ネットを見ても相談室に相談しても、必ずあるのが、40代での初産はきついよ”
というお言葉。
私が、妊活を始めたのが結婚と同時期の38歳からなので、もうすでにアラフォーでした。
これから子供を産んで育てても、きついことだけだし、だったら自分達の人生を主人と二人で謳歌してもいいんじゃないか”と、ふと自分で思ったりもしました。
確かに、楽(らく)そうです。
可愛いペットを飼って、仕事をして、好きな場所へ旅行へ行くお金も 子供はいないんだから
たくさん確保できます。
それはそれで楽しそうです。
世の中には、子供は持たないと決めている方や、反対にお子さんがデキなくてあきらめた方も多くいらっしゃいます。
私としては、個人の人生なのだからどちらを選択しても全然まったく問題ないことと思います。
でも、世論が言うことが正直きついな”って思う時があります。
後は、仕事をしてて周りが全て子持ちだったりするとなんだか疎外感に襲われます。
仕事って仲間意識強いとうまく行ったり、仲間としてやった方がモチベーション上がります。
子なしだからどうのこうの言う人はあまりいないけど、周りが皆子持ちだと、変に疎外感に苛まれるんです。
自分て何のために生きてるんだろ、とか
生きてる価値あるのか、とか。
結局、こう言った精神面でのダメージが一番大きいかも、自分の場合は。
話をもとに戻します。
私は、いろいろ考えて今は可能な限り妊活をして43歳をめどに妊娠できなければあきらめる”という考えにたどり着いています。
40代で出産するのは正直きついだけ・・っていう声に対しては、
親なんかにも、大変だからよく考えて”と言われたことがあります。
はじめは、せっかく娘がこうして頑張ってるのに何でそういうことを言うのか腹が立ちました。
出産は意地を張ってするものではないのですが、
そんなことを言うならもう何も相談しない!なんて思ったりもしました。
でも、それは不可能なことですね。
一人の人間を産み、育てていくのにたった一人意地を張って生きていくなんてできっこないんですから。
じゃ、なんでうちの親はそんな風に言うのか、をよく考えてみました。
私は、子供を産んだことも育てたこともありません。
他人の可愛い子供を見るだけか、友達にできた子供をほんの数時間見て抱っこして・・
こんな経験しかありません。
いちから子供を育てたことがない私の頭だけで考えた言い分など、3人子供を産んだうちの母親からすると、たわごと”にしか聞こえないのです。
子育ての大変さは経験してみないとわからない。
ましてや、体力が落ちて来ている年代なら尚更。
私は何度か、うちの母に私と私の兄弟の出産のときのことを聞いたことがあります。
私としては、経験もしたことがないその痛み”を言われても、恐怖でしかなく
聞くだけで、生半可なことではないことはわかっています。
だからこそ、漠然と、その痛みの耐えられるほどの体力はあるのか?と、考えます。
子育ての家庭も決して楽しいことばかりではなかったことも聞きました。
でも、しあわせ>つらいのようなのは確かです。
苦労の中にも幸せがあるようです。
想像ならできます。
子供がいたら、お出掛けの範囲が広がります。
家族の絆が深まります。
ひとりでいても寂しくありません。
自分以外のことで考えることが増えるので、充実した人生を送れそうです。
だから、まだ、子供は諦められません。
出産をするために体力を少しでもつけておこうと、ウォーキングや軽い運動を前々からしてはいますが、果たしてどうなるかは、だれにもわかりません。
40代に入った自分。
ここまでくると、もうどっちに転んでもやるしかない!という気持ちになるんです。
みんな早かれ遅かれそうだと思います。
子供がいない人生でも、これから産み育てていく人生でも、とにかくやる!っていう気持ちの強さが芽生えてるんです。
40歳を過ぎ、年々可能性が低くなる中、なにがなんでも子供が欲しい!という方もいれば、
欲しいけど天に任せる・・という方、いると思います。
どっちに転んでも、自分自身の人生をより良くすることを考えてほしいです。
まだ妊娠できていない私ですが、この先妊娠出産はする”という考えでいます。
そうじゃないと、今が楽しくありませんから。
夢を思い描いていますよ、ちゃんと・・・
将来子供をいろんなところに連れて行って、社会勉強をさせる。
人間性がちゃんとした人になってもらいたいです。
あたりまえか・・
よく、相談室でこのような悩みを書くと、脅迫か?というようなきつい言葉を浴びせられることがあります。
今から産むなんて、子供がかわいそう”とか
無責任”とか
あと何年生きられるか考えてますか?とか
体力もたないよ”とか
他にもたくさん・・・
そんなことはわかってるわ!!!!
と思います。
心配が先に来て子を諦めるなんてバカなことはしたくありません。
生まれてくる子供が可愛そうだから諦めるなんてこともしたくはありません。
自分の子はかわいそうなんかじゃないから!
勝手に言っとけ・・・とおもいます。
若くして産んだって、みんながみんな体力がしっかりあるかっていうとそうじゃない人だっているし、
貯金額がそれほどなくして子供を持つと、仕事ばかりで子供に接する時間が少なかったり・・
早くに子供が巣立つのはいいことだし、孫の顔も早く見られて人生充実して終えることができるけど、果たしてみんながみんな孫の面倒を見たいかというとそれほど多くはなかったりもするんですよ。
早い遅いの良し悪しは、ケースバイケースなところもあると思います。
という感じで、私は、自分に対して後悔しないように人生を送るためにも今は子供を産み育てる方向で生きているんです。
こういう40代妊婦のことを非難批判する人のことを本気でどうなの?って思います。
もちろん、リスクは40代妊婦の方が多いに決まってます。
ですが、注意すべき点はしっかり頭に入れておくけど、そればかりに囚われない。
うまく言えませんが、心配ばかりの人生ではなく、その中にも前向きさを持つことが大切なんじゃないですか?
だから、高齢の妊娠 出産について不安要素ばかりを提示して不安をあおるような人に悪意を感じます。
たとえ悪意がないんだとしても、リスクの上で決めたということをもっと尊重していただきたいと思うんです。
でなきゃ本気で子供を授かりたくて一生懸命苦労して不妊治療をして妊娠 出産した女性が報われませんから。
良いじゃないですか、高齢出産でも、後の人生が残り短くても・・それ相応に人生短いなりに思いっきり愛情与えて育てるんですから。