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プルートが亡くなってからのこと
2019年5月25日うちの飼い犬が他界しました。
享年14歳。
ミニチュアダックスの男の子 名前はプルート(以下プル)と言います。
性格は、神経質で甘えん坊。
プルートが亡くなってからは毎日が喪失感でいっぱいです。
いつもやっていたごはんの準備やおしっこシートの交換、目薬やおくすりなど一気になくなって、なんだか落ち着かず家の掃除ばかりしています。
ペットを飼うってこういうことなんですね。
いつかお別れの日が来てしまう。
虹の橋のたもとで私たち飼い主を待っている。
私たち飼い主がお迎えに行ってみつけた時虹の橋を一緒に渡る。(虹の橋第1章より)
飼い主がいつまでもめそめそしていた場合、虹の橋のたもとでは雨降り地区があってそこから飼い犬が抜け出せないからいつまでも泣いてはいられない。(虹の橋第2章より)
虹の橋の詩は、凄く飼い主にとって気持ちが楽になれる詩ですよね。
https://wanchan.jp/osusume/detail/4633虹の橋
プルートが亡くなったのが、5月25日で次の日に火葬をしました。
私は、火葬の時、また泣いてしまうな・・と思っていましたが、なぜでしょう・・泣かなかった。
これでプルもお空に行けるし、本当に楽になれると思ったらほっとしたんです。
お骨は拾って持ち帰って、自宅の祭壇にあります。
お墓はお庭の一角に作る予定なのですが、しばらくは祭壇においておきます。
朝、起きたらすぐにお水とご飯をお供えします。
そしてお線香を立てて手を合わせます。
日に日に思い出が薄れていくのがとても辛いのですが、主人に聞いたらまだ抱っこした時の重さも感覚もはっきりわかると言っています。
私も、クンクンしながら枕元にやってくる感じや、朝、お布団の上で丸まって寝ている体をそっと撫でた時の感覚などはっきり覚えていますが、やはり人間ですから少しずつ薄くなっていくと思うんです。
そうなるのが嫌なのです。
もうひとつ、プルートを忘れないためにしていることがあって、今まで撮った写真をすべて現像してアルバムを作っています。
亡くなるその日まで主人が撮ってきたものと、私が今まで撮ってきたもの全部現像したら数千枚になるでしょうか。
でも、現像します。
それさえあれば、いつでも思い出せるし忘れません。
たくさんの思い出をみるだけで癒されますからね。
来週には実家の父と母がプルートに会いに来ます。
父と母にも約2年間ほどですが、一緒に過ごした思い出があります。
私がいない間、ご飯をあげるためお部屋に行ったら、お布団の中からもぞもぞと出てきた様子や、お散歩に行くよ!と言うと、うれしさのあまり暴れまわる子なので大変だったことなど話していました。
涙がでます。
やっぱり考えてしまう後悔の気持ち
プルートが亡くなってしばらく経つと、今までのことを冷静に考えるようになりました。
一番最初に症状が出た時のことや、病院でのことなど・・
そこで、どうしても悔やまれることってどんな飼い主さんでもあるのではないでしょうか。
最初の症状が出た時
プルートは、これまでフードの拒否が一度もありませんでした。
だから、動物病院の看護師さんに「好物をなんでもいいのであげてください」と言われて少し困りました。
今まで与えたものは何でも口にしてきたので、なにが好物かなんてわからなかったのです。
それでも、ささみや犬用ビスケット、バニラアイスなどとにかく美味しいと感じられそうなものを与えましたが、あの時は、それさえも口にはしませんでした。
最終的に、病院で処方された液体タイプの”高カロリー栄養”を、シリンジで何とか与えましたが、すでに消化器系等もかなり弱っていた為、吸収率が何よりも良いと言われるそれを与えてもあまり効果がでませんでした。
かかりつけ動物病院でのこと
生まれて初めてフード拒否をして、かかりつけの動物病院に行きましたが、その時の診断では嗜好の変化であると先生はおっしゃっていました。
フードサンプルをいくつか貰ったのですが、その日はそれを確かにたいらげてくれたんです。
ささみもおやつもはじめだけは食べてくれたんです。
でも同じものを2回は食べなかった・・
こんな風に、「あれ?大丈夫かも」って思うことがあったのでなにかの病気であることをすぐには疑わず、嗜好の変化であると信じ切ってしまいました。
いよいよ本当に何も食べなくなって再度かかりつけの動物病院に行ったとき、プルのお腹が張っていました。
すぐさ先生が血液検査を行って適切な処置をしてくださいました。
その時の診断が、腎臓の数値がかなり高くなっていて即点滴の処置というものでした。
そこからさらに1週間。
プルの様子はあまり変わらず、先生も困惑顔というか半ば冷静で今後のことをあまり話してくれなかったんです。
それを主人に相談したところ不信感が募り転院を考えます。
第1章でも話しましたが、タクシーに乗った時に聞いた動物病院に電話をします。
https://www.abrahamsarachemusic.com/petloss/第1章
転院先での先生の診断
タクシーに乗った時に聞いた動物病院に電話して先生に直接問診を受けました。
かなり丁寧で、事細かに効いてくれたのでもうここしかない!と思いながら話したことを覚えています。
すぐに多くの項目の血液検査とエコーをしてもらいます。
診断結果は、腎不全 肝不全 急性膵炎ということで多臓器不全になっているとのこと。
頭が真っ白になりました。
ふつふつと湧き上がる気持ち
プルートの約1ヶ月の闘病生活の中で、ふつふつと湧き上がってくる気持ちがありました。
かかりつけの動物病院の先生に対する不信感と怒りの気持ちでした。
なぜなら、プルートは14歳。
高齢犬なので定期的な健康診断をお願いしていました。
3ヶ月に1度血液検査を行うというものでした。
晩年は、3ヶ月ごとという日数を待たずに電話などで先生に問い合わせることも増えていました。(下痢や、咳)
咳の時は、診療時間外ということでプラス1万円ということでしたが診てもらいます。(今思えば、この時点で不信感を抱くべきだった)
怒りがこみあげてくるのは、ほかならぬ血液検査の項目が少なすぎたことと、14歳にもなる高齢犬のフード拒否をただの嗜好の変化だとしたところです。
他にも考えられる病気をきちんと提示するのが本当の医師なのではないかと悔しくて悔しくてたまりません。
転院先動物病院にたどり着けたことは幸運
遅かれ早かれプルートは、食事拒否から始まっていずれ近いうちに寿命を全うすることになっていたかもしれません。
でも、早期発見早期治療という考えを持つ身としては、腑に落ちなかった。
早期発見ができなかったから・・
私に限らず、このような思いを抱く飼い主さんはたくさんいらっしゃると思います。
だからこそ、本当にいい獣医師を見極めておく必要があるんです。
いつも混んでいる動物病院はたいてい良い病院ですね。
●空いているからいつ行っても待たずに診てもらえる
●設備がしっかりしているから検査で早期発見できるだろう
●近くてきれいだから良いだろう
↑こんなことで病院選びをしてはいけません。
●空いているからすぐに診てもらえるのは、評判が悪いのかもしれません。
●設備があっても検査項目に誤りがあったら何の意味もありません。
●近くてきれいなだけで判断するのは浅はかすぎます。
!!とにかく、しっかりとその動物病院に出向いて先生を観る、ホームページや口コミをチェックして少しくらい遠くても評判が良い動物病院を選ぶことをおすすめします。
そういう意味でもプルートは、最後の最後に転院先の動物病院にたどり着けて本当に良かったです。
他の子たちにも言えることですが、診断をないがしろにされたままで逝ってしまってはプルートが浮かばれませんから。
まとめ
初めて飼った犬プルート。
亡くなって今は、ペットロスの状態です。
すぐにこの状態から抜け出そうなどとしなくてもいいと知りました。
たくさん泣いて、たくさん後悔して、一通りぐるぐる考えきったら少しは気持ちも晴れるのではないでしょうか。
自身の元で過ごした可愛い子供たちは、最高に幸せだったんですから。
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