ひとり暮らしでペットを飼うことについて
私は、一人暮らしで犬を飼っていました。
多頭飼いは様々な理由から出来ませんでした。
約10年間でしたが、その後、結婚を機に引越ししました。
自分ひとりで飼っていると、仕事があるためほとんどがお留守番で、もし飲み会やなんかがある時などは、一度帰ってきても再度出かけなければなりません。
長時間のお留守番の末にまた出かけていく飼い主・・
私が、このような飼い主でした。
5月に14年間生きた愛犬が亡くなって、悲しみから後悔へと気持ちが移ってきています。
ひとり暮らしで飼ってしまったことを始めはなんとも思っていませんでした。
仕事をしながらでも何とか毎日散歩はしました。
それでも愛情は十分ではなかったのでしょう。
胃腸炎になったことも、分離不安で粗相やお部屋のいろんなものをぐちゃぐちゃにしていたこともあります。
もちろん決して怒ったりしません。
怒れません。
私のせいなんですから・・
私のわがままでこんな寂しい生活をさせられて・・家族のいるところで飼われていたならもっと愛情ももらえて、不安やストレスも少なく幸せだったんだろうなと思います。
ひとり暮らしで仕事が忙しく、帰ってきてもあまり構わずすぐ寝てしまうことがありましたが、
今思うと、あの時の愛犬の表情が全く思い出せないんです。
酷い飼い主ですよね。
あんな可愛い子の表情も思い出せないなんて・・
あの時のことが後悔としてずっと消えません。
亡くなって悲しみの次に襲ってきた後悔の念。
解消できる日は来るのでしょうか。
結婚を機に主人と3人で暮らすことになります。
すでに愛犬は10歳を超えていました。
幸い主人は動物好きで、あの子のことを本当にかわいく思い、大事にしてくれました。
それが唯一の救いです。
3人で車に乗ってたくさんお出かけしました。
あの子は、今まで私が一人暮らしでいた時には見せたこともないような幸せそうな表情を見せてくれました。
3人でのお出かけが、あの子にとってどれだけ幸せなことで、車に乗ることもこれ以上ないほど大好きです。
ほんとに良かった。
あの子は、亡くなるほんの数年前にやっと幸せな生活ができたんです。
もっと、早く幸せな生活をさせてあげたかった・・
ひとりでペットを飼うなんて二度としたくないと思いました。
家族がいるお家で飼ってあげたかったけど、あの子は私に選ばれた子であり、ひとり暮らしで仕事ばかりで寂しい思いをさせるような飼い主に選ばれたわけです。
ほんとごめんなさい。
それしかありません。
寂しい思いばかりでごめんなさい。
あの子が家に来た日の写真を見ました。
まだまだちっちゃいあの子。
こんなかわいらしい子犬を置いて仕事に行けた自分が信じられません。
今ならありえないことです。
犬を飼うことをあきらめるか、実家でみんなで飼うことを考えるはずです。
あの子がお空に行って幸せに過ごしていることを心から祈っています。
↓つまらなそうな生前のうちの子